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先日バイトで、ひとり試写テスト、ということで、朝8時半から観ました。
「マイ・ブルーベリー・ナイツ」 監督、ウォン・カーウァイ。 僕が好きな監督の一人です。 彼の映画、 一見つながらないような展開は、詩的で端的でメロウなモノローグでつながれていく。 一見つながらないような展開は、圧倒的な映像美と隙のない演技でつながれていく。 叙情的であって叙事的。 どれだけ繊細な感覚の持ち主なんだと、監督を見てみるとサングラスをかけたおじさん。 人によって好き嫌いある監督。 無理やりな展開に疑問を持ってしまったら、ついていけません。 映像詩に、酔いしれるしかないのです。 彼の脚本は、シーンごとに設定やらト書きやらが数行あるだけで、あとは俳優にお任せするそうな。脚本に台詞なし。アドリブ。 しかも脚本は、当日渡すそうな。 それは俳優にとってものすごいプレッシャー。 映画の作り方って、いろいろですな。 マイブルーベリーは、デザートでした。 実際デザートであって、映画も、デザートでした。 高級な・・・かおりのする・・・ 僕は実は甘いものが食べられなくて、そして劇中に出てくるブルーベリーパイやケーキに、実は酔ってしまった。 あまくてせつない恋の映像詩以上に、砂糖にやられてしまった。 観終わった後は、ウーロン茶が飲みたくなりました。 僕の感想は全然参考にならないですが、主演ノラジョーンズ、他にレイチェルワイズ、ジュードロウ、ナタリーポートマンなど、スーパー豪華キャストなので、見る価値はそれだけであります。 観るだけで満足できるデザート、映画はデザートにもなりうるのだと。 とはいっても、ウォンカーウァイの過去の映画のほうが全然面白かったり。 観ながら考えていたのは映画の色。 色彩、色調。 「求愛」はどのようにしようか。 青か、緑か、黄色か・・・赤も出てきて。。。 信号か! なにか・・・ひらめきそう
by jkanai
| 2008-03-17 02:00
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