映画に込めるこの想い、その日のうちに、その灯の内に。
by jkanai
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最後の投稿
最後の登校はいつだったか?
そして下校は?あー、青春。

と、タイトルを打っているときに思ってしまいました。


もう、一ヶ月が過ぎました。初上映から。

一ヶ月って、一年の12分の1だから、それはもう、師走、走ってますね。


伊参スタジオ映画祭で求愛を上映してから、都内でも上映会を行いました。
12月15日と18日@Studio DU。

僕はまた出会いに恵まれていたようで、瑠川さんのご紹介などから、清水崇監督や佐藤祐市監督、また業界のプロデューサーの方々に足を運んでいただき、求愛を見ていただいてなおかつ感想までいただけるという、ものすごい貴重な上映会に。

やはり第一線でご活躍されている方々の意見は鋭く、僕はそれらを貪欲に吸収しようと必死に耳を傾けていました。完成間もない作品、そしてみなさんからしたら僕は全く無名の自主映画監督、その作品を見ようとわざわざ足を運んでいただきしかも感想までいただくとなっては、僕はこんな状況をまったく予想してなかったし、ホント、最後まで恵まれたなぁと、ふわぁー、っていう感じでした。


そして18日の上映会には、朝加真由美さんも!
朝加さんにはまだ求愛を見ていただけていなかったので。
完成、映画祭前日だったし・・・
朝加さんもご友人の方々とご一緒に来ていただいて、そして会場にはまだ完成作品を見ていない求愛スタッフ、それと短編赤羽組もそろって、狭い会場、和気藹々としたムードで上映会が行われました。

上映後、ひととおり僕が挨拶をすると、朝加さんも、とても素敵な作品だった、と、かなりご好評いただきました。一安心。

そしてそのまま打ち上げ@赤坂Kenny's bar
金井組メインキャスト、スタッフ、揃いました!

陽気なハーフ、ケニーが作るおいしい酒、料理、そしてケニーが歌う、ビリージョエル。
打ち上げには金井組、赤羽組、みんな、といった感じで、僕はもう途中から記憶がないですが、ケニーズバーは人と熱気で溢れる。お酒もぐいぐい。そして・・・

ケニーのビリージョエルに合わせ、朝加さんが立ち上がった!
ケニーのステージに上がって、音楽に合わせ、踊っている!舞っている!そして・・・

誘っている、オレを!

僕は朝加さんに誘われるまま、ふらふらとステージによっていく。
朝加さんが手招きをすると、もう、なんか、溶けそうだ!というか、ほとんどポールダンスに近い(笑)
というかこれは、監督特権じゃないか!監督で良かったと思った、ここいち。


朝加さんが踊り終わると、会場から拍手が。一般のお客さんも拍手してた。

女優だ、と思った瞬間でした。
いや、役者だ。本物だ。

朝加さんもおかしそうに笑っていました。


ほんとに、人に恵まれたなぁとフラフラしながら会場を見渡して思いました。

こんなメンバーで映画が撮れて、お酒が飲めて、踊れて、よかったなぁと。

奇跡だと思いました。
一年後にこんなことになっている自分を、全く予想できなかった。
目の前にいるキャスト、スタッフ、お客さん、そしてケニー。

当たり前だけど、何一つ、誰一人ここにいることを予想できなかった。
だから一年後はどうなっているのかなんてわからない、なんてまとめをしようとしているんじゃなくて。

求愛のために費やした一年間。

この一年間は色あせない、それはこれからの日々を送っていく中で、逆に濃くなっていくと思う。
映画だけは変わらない。再編集でもしなければ。
映画があって、見る人、作る人がいることのすばらしさ。

出会い、この一言に尽きる。

本当に多くの出会いがあった、本当に多くの良い出会いがあった、こんな一年を、今後に期待していくにはあまりにでかすぎる、一生に一度の一年間をありがとうございました!

こんな感じで閉めようと思います。

あと、ヨシミコ形式にのっとって僕も新たなブログ始めようと思います。
アメブロにしました。雨風呂?
アドレスは

http://ameblo.jp/kanaijun1/

です。
イサ中で結構猫をかぶっていたかもしれません。
だって映画祭用のブログだったし。
でも多くの方に見ていただいていたようなので、そのワンクリック、僕に興味がある方、上のアドレスにください。



よし、じゃあイサ中の最後は、怒涛の写真アップロードで終わろう!


・初日!
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・カメラとレンズでこんな感じに・・・
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・怒涛の川・・・
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・すばらしき食卓シーン
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・いい空気
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・いい表情
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・雨でとれなくて・・・
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監督
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助監督・・・絶望
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・たまの晴れ
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・篠原監督と・・・
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ありがとうございました!

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# by jkanai | 2008-12-26 02:29
『求愛』完成まで(後半)
今日は寒いです。
風が強い、カゼツヨ。

12月だし、でも12月ってどういう月だ・・・
テレビがないので、もろもろの盛り上がり様とは無縁なのです。

さて、映画完成までの後半。 


・6月

短編の赤羽組と提携。車両、機材の協力。これは制作費削減で非常に効果ありました!
携帯を変える(4年ぶり!)。
まだ決まっていないスタッフを、怒涛の電話でかき集める。制作部がなかなか見つからない。
Windowsのパソコン壊れる。何かが新しくなると、何かが壊れる。正負の法則。
それまでのメールやデータが見れず、結構あせる。音楽データもパー。ノーミュージック、ムービーライフ、はじまる。

斉藤陽一郎さんと接触。飲み屋で飲む。人生で初のビンゴ、賞金をゲットする。盛り上がって初顔合わせなのに、朝まで飲む。新宿のバーから外に出ると、雨が降っていた。青かった。そう、このときから映画は始まっていた(あのときの情景は、求愛のラストシーンにつながっている、と今思った)。25歳になる。


・7月

決定稿完成!脚本の改稿は本当に苦労した。悪夢にうなされた。生きた心地しなかった。僕は脚本の中にしかいなかった。でも苦労した分、報われたと思う。撮影現場で混乱すると、脚本に頼らざるを得ないときがある。そのときの信頼度の違いだ。自分で自分をほめたいと思った瞬間が、たぶん何度かあった。

演出部結成!遅いか?いや、演出部結成後、怒涛の巻き返し、奔走。美術集め、衣装集め、スケジュール組み、香盤作成など。演出部で、何役もこなす。若さが売りです。つまりは、そんな奔走の力が持続するのは、1ヶ月くらいじゃないかと。。。それにしても、走りました。女性服売り場にあんなに足を運んだのは初めてだった。

メインロケハンを行う。そういえばメインロケハンといえど、実は照明の須賀さんや、録音の宋さんがいなかったりする。結構、しびれる(結果オーライ!)。基本はロケ地の確認と、香盤のためのもの。ちなみにですが、求愛のロケ地は、群馬県内では伊参スタジオから最も遠くても車で20分、という好条件で見つけることができました。映画祭スタッフ、地域の方のご協力と、ロケ地めぐり合わせが起こした奇跡です。この奇跡がなければ、撮影期間内に撮りきることはできませんでした・・・

これを経て、撮影スケジュール、香盤が確定。
キャスト、事務所からもオーケーが出てキャストも確定。
もちろんこの時点では、設定した撮影日全てに雨が降るとは予想できず!

・8月

キャスト初顔合わせ、スタッフ初顔合わせ、衣装合わせ、脚本読み合わせ、これら全てを一日にまとめてしまうという、非常にしびれるスケジュール。でも、これしかなかった。優秀な助監督陣のもと、ほとんどがスムーズに進み、無事終わる。本読みの際、監督の僕が真っ白になってフリーズした瞬間があった。プロの俳優を前にしての本読み。その緊張感に、人生初ではなかろうか、真っ白白スケになった。助監督のフォローで、なんとか抜け出す。そのとき、もうこんなことはないようにと、自分しっかりしろ!と、本気で思う。それがあったから、撮影中も演出でフリーズすることはなかったように思う。
ちなみにこの日も雨だった。大雨。雷。そう、雨雲は新宿からついてきていた。

撮影も間近、制作部がギリギリで、一気に集まる。

撮影を数日後に控え、演出部、制作部で中之条へ。美術の作りこみ。
見ていただいた人にはわかる情報ですが、古い実家の内装の美術、あれは全て映画祭スタッフと演出部、制作部で用意したものです。タンスから、冷蔵庫に貼り付けてあるチラシまで。全く何もなかった空き家に命を吹き込んだみんな、あっぱれ!美術部顔負けの出来だったと思います。みんなで一枚一枚畳を拭いた。忘れられない。
その日は晴れていた。降水確率70%でも降らなかった。みんな、晴れ男だと確信した。

数日後、くつがえる。クランクイン。

初日の午前、都内マンションでの撮影、そのときだけ、晴れていた。
午後、中之条へ。大雨。
それから10日間、毎日雨が降る。
降水確率が毎日上昇していく。週間予報の晴れマークは、オセロのように雨にはさまれて雨マーク。そんな中、僕はフリーズしなかったが、溶け始めていた。撮れないよ~
救いはスタッフ、俳優部。これほどまで息の合う人たちが集まったことにびっくり。人が人をよぶ、そして雨雲をよぶ。わけのわからない、運命、めぐり合わせ。監督の僕は、そんな流れに乗りながら、それでも流されず立ち続けた求愛川。
無事、クランクアップ。
ポスプロへ。

・9月

がむしゃらに編集。引きこもる。バイトも映写。ひきこもる。
ほとんど人と話していなかった。ただひたすら、作品の世界観構築に全てをささげる。
後半、引きこもりすぎていたので、友人の結婚式のための余興ビデオの制作に着手。求愛の反作用か、実にばかばかしいビデオを作る。大人の男たち7人が、バカのオンパレード。もちろん、監督、脚本、出演、撮影、編集をすべて僕がやった。編集中は笑いが止まらなかった。多分、完全に壊れていた。
結婚式での反応は良かった。友人のご親族からも声をかけてもらった。笑いが止まらなかったと。良かった。
式後、再び求愛に戻る。
不思議なことに、手が止まっていた編集がすいすい進んだ。作品が、すごい広がっていった。
何事もやるべきだ、特に、親友を祝うなんて機会があったら、何が何でもやってやるべきだ、そう思った。

・10月

編集で一通り納得できる作品になる。
音楽を井口さんに依頼。これも結構ギリギリだった。なるべく最小限の音楽にしたかった。映像の、川原の、自然の、俳優の息吹を感じるものにしたかったから。だからギリギリまで音楽をどうするか悩んだ。だから、ギリギリでの依頼になってしまった。。。しかしその分、適材適所、丁度良いバランスで音楽を加えることができたと思う。

後半から、カラコレを開始。
10日間の雨がもたらした、そしてその雨の合間をついた撮影の勢いがもたらした色味のばらつきは、なかなか難敵だった。
そしてここでもめぐり合わせ、照明の須賀さんが、編集のスペシャリストだった。もちろん、照明をお願いしたときにそんな情報は知らなかった。須賀さんの凄腕で、作品がどんどん良くなっていく。。。

・11月

カラコレの続き。
やはり難敵だった。カラコレに相当な時間を費やす。一番、須賀さんが疲れる。その上、カレーまで作ってもらう。僕と撮影の清村さんは・・・笑っていた。笑顔だった。須賀さんも。苦笑いだ。悪戦苦闘を明るい空気で楽しむ。撮影時から変わりのないこと。この出会いに、乾杯。須賀さん、完敗。

音楽も完成。ラストシーンの音楽に、涙する。
音楽の仮あてを、僕は勝手に坂本龍一の『koko』という曲にしていたけど、それよりもグッと胸に来る曲だった。この曲、そしてこのラストシーンで、この映画はいけると思った。

中旬、作品がついに完成。
完成後、飲みすぎて記憶喪失。
ちなみに、細かいところの修正を加えた完成版は、映画祭前日に書き出す(須賀さんが)。
やはり、ギリギリだった。。。

11月23日、初上映!




以上です。
思い返してみると、この一年間、実はいろんな映像作品を作っていたなと思いました。
そして数え切れない、素敵な出会いのオンパレードでした。
こんなに出会いのある一年間は、今後の人生でもそうはない、いや、もうないんじゃないかと思うくらい、濃厚な一年でした。

そしてそれは映画との出会いでもあります。

映画は物理的0から作り上げる。
頭の中にあったものが文字になって、文字だったものが体現されて、体現されたものが映像化されて、映像化されたものがつながって。映画となって、そしてそれは残っていく。DVDにしたら、もう劣化しないし。

頭の中は何次元か分からないけど、文字にしたら2次元、俳優が体現したら3次元、編集したらある意味4次元、映画が完成して発表するとき、それは観客の前では物理的には2次元だけど、でも、やっぱり映画は次元を超えて、なんか、不思議です。ミラクルです。パワーです。見るとき、見る姿勢、見る環境によっても変わるし。

今回、達成感というものは、僕はまだあまり感じれていはいないのですが、アツイみんなで作り上げたものが観客の誰かには届いた、それはこちらが意図したとおりだったり、意図していない角度だったりして。
それがとても素敵なことだと思うし、作ってよかったと思えることだし、これからも作ろう、と思えることです。

まだまだ、これからも映画を作り続けようと思うし、そもそももっと『求愛』という映画を多くの人に見てもらいたいし。

そう思えた、そしてそう思っているこのごろです。


この投稿でこのブログを終わりにしたいところですが、実は今回の投稿でブログを終わりにしようと思って書き始めたのではなくて・・・書き続けるうちに、あれ、このブログこれで終わっちゃうんじゃないか?と、思ってしまい、なんか意図せず終わりに向かっていることが、ちょっと待ってくれよ、と今思っています。

なので、最後の投稿は、もう少し後にさせてください。
長々とすみません。

冬の夜は長くて寒い!
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# by jkanai | 2008-12-06 22:41
きょうかい
昨日のブログ、読みやすいようにと変な改行してたら、macだとすごい読みづらい。。。
直しておきました。

さてさて、最近はDVDで映画を見たり、酒を飲んだり、DVDを焼いたり、もやっとしたり・・・

何か、毎日のようにまとわりついていたものがパッとなくなると、何をしてよいものかわからなくなります。

映画製作期間は、本当に毎日作品と対面していたし、編集期間なんて家に帰ったらパソコンがあってウェルカムしているものだから、もう、自分のプライベート空間がなかったのです。どれだけ、仕事場、というものの必要性を感じたか。
少なくとも、部屋が二つあったら良かったと、すごい思いました。

DVDで映画を見ていますが、最近はあまりグッとこないというか、求愛ができるまでは、どんな些細なことでも吸収してやろうと細い目を見開いて見ていたのですが・・・

ダメだな、もっと映画を愛さないと。




昨日、グッときた作品があります。

テレビ朝日の、ドキュメンタリ宣言、という番組。
毎週月曜、夜7時からやってます。

以前にも触れていますが、ウチには、あえて、テレビがないので、結局携帯電話でテレビを見るしかないのですが。もう、あえて、の意味がないので、テレビが欲しいです。2009年には買おうと思います。

ドキュメンタリ宣言。月曜夜7時枠。
ゴールデン。

僕は学生の頃ドキュメンタリー制作会に入っていましたが、その頃本気で思っていたのが、もっとテレビでドキュメンタリーやれよ、ということ。
ゴールデン枠で上質なドキュメンタリーを流したら、日本は変わるんじゃないかと本気で思っていたし、今も、本気度は変わりますが、思っています。



テレビを失って2年。気づいたら、実現していました。



そして、その番組のクオリティに驚きました。

とはいえ、すいません、昨日月曜日、初めて拝見しました・・・
まだその番組が始まって5回目なので、まだ、取り返しがつくかなと。

昨日は、えん罪の話、というか、白バイとの事故の話だったのですが・・・


日本の警察は、裁判はひどいなぁ、と、心から思いました、なんて、そんなことは当事者のみが知ることで、僕だってひどいなと思ったけど、それを理解するなんてことは自分が同じ状況になって初めて、理解、に至ることだし、そもそも僕が見ているのはテレビで、携帯の画面で。。。

見るべきはそこじゃなくて、画面に映っている人々の表情、言葉だ。
すべてが、にじみ出ている。
彼らに何があったのか、それは、いちいち説明を挟むまでもなく、その表情に現れている。

編集の効果もあると思う。
けど、そのワンカットは嘘をついていない。




映画を作ってみて、ドキュメンタリーを作ってみて、人間の、映像の不思議さを思う。


俳優が役を演じている瞬間を切り取る、素人が心から嘆いていることがテープに撮られる。

どっちが、何が映像としての価値を高めるか。
なんて、映像の価値とかは、難しいから、よくわかんない宣言。




とりあえず、そのテレビ番組を見て、あぁ、なんて演出できない表情が、事象が、世の中には溢れているのだろう、と、思ったのです。

でも、今、それは映画にも値することだと思いました。

映画を見て、なんて現実ではできない表情、事象があるのだろうと。


ということですいません、このブログを書いていて、勝手にすっきりしてしまいました。

やっぱりドキュメンタリーはすごいなー、勝てないなーと思って書いていたのですが、そういうことじゃない、と、すっきりしてしまった。


役者のみなさん、どうか、道行く人々が見せる表情を体現してください。
さらにはその先、映画だから見せられる表情を体現してください。


演出してください、おれ。


あ〜、また違うことを書いてしまった。
今日はブログで何を書くんだったっけ。飲み過ぎかな。
でも、本当に映画に対して思います。思ってました。
だから、映画には映画にしかできないシーン、僕は、それを求愛の川原とかラストシーンとかに込めたつもりだけど、シーンというか、まだまだ映画、できるなと、思いました。

僕の次の作品は、何になるんだろう・・・

我を忘れて酒につぶれるまでは、考えないことにしようかな
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# by jkanai | 2008-12-03 00:17
『求愛』完成までのあれこれ(前半)
12月になりました。
今年も終わり。
僕の中では、もう、11月23日で終わり。
あとはこの空白の1ヶ月、どう過ごすか。。。

次回作へ踏み出すまでには、もう少し、というかいっぱい、お酒を飲みたい。
忘年会シーズンです。

さて、昨年シナリオ大賞を受賞してから映画完成に至るまで、どんなことをやっていたか、思い出しながら簡単にざっくりと書いてみたいと思います。

このブログの過去の記事を見れば分かると思いますが、6月にウィンドウズのパソコンが壊れたため、それまでのメールのやり取りも見れなくなってしまったので、実際いつ何をやっていたのか、上半期は記憶に頼らざるを得ません。

ということで、参考になるのかならないのか、そしてどれだけ僕が、ある種の直感、で生きているのか、わかってしまうかも・・・


求愛ができるまで~


・11月
                   
シナリオ大賞受賞直後、小林フサミ組に撮影で参加。
寒さで凍えそうになりながら、カメラを回す(録音は求愛の宋さん)

・12月               
      
篠原監督が講師を勤める、アプレの俳優ワークショップに参加。 
監督の授業、演出などを盗みつつ、参加している俳優から求愛のキャスト候補を探してみる。
ちなみに、参加者のレベルが高かった!
このワークショップで、瑠川さんと、中台さんに出会う。
授業後、チョコレートを配っている瑠川さんを見て、美咲役は瑠川さんだ!と思う。
またワークショップ中、エンブの先輩のS山さんと遭遇。
そのときS山さんがたまたま持っていたDVテープに、深澤さんを発見。
もしかしたら早苗はこういう人なのかも、と、自分のイメージが変化する。
出会いとは不思議なもの。。。


・1月

ワークショップ参加者のオーディションを経て、篠原監督作、短編『悪意』を撮影。
その撮影に助監督として参加。カチンコをひたすら打つ。
それ以外は何もできず。自信を失う。
しかし現場の動きをなんとなく把握することに成功。
下旬には、『求愛』第二稿脱稿。
受賞から2ヶ月経っていることにびっくり。少し焦る。
しかし割と納得できる稿になったと思う。
この段階で、初稿からは結構変わっている。篠原監督に読んでいただく。
「良くなった」といわれ、「長い」といわれる。

・2月

今更の初詣。おみくじは微妙。
ENBUの同期と飲む。プロデューサーを海沼くんに依頼。予算をざっくり組む。
映画は金がかかる・・・
スタッフィングをはじめる。
カメラマンの清村さんと接触。清村さんは、サークルの先輩のお兄さん。
ということで、僕と海沼Pと清村兄弟で飲む。
ほとんど清村さんの情報も知らず、合ってみて人柄で、カメラマンを決める。
僕の唯一の自信は、出会い、だったりする。
ちなみに清村さんが、JSC(日本映画撮影監督協会)の会員で、パナソニックとも通じていたため、HDカメラの上位機種が借りられることになる。
予想していない展開。照明部も清村さんに集めてもらう。
      
深澤さんとも接触。
普通にカフェでお茶をする。数日前に、ヴェンダースの『パリ、テキサス』を見たのだという。僕も数日前に見て、感銘をうけたところ。
何か、運命的なものを感じるが、海沼Pには、それは別に・・・、と冷静に判断するよう言われる。
よくわかんない、オーディションをした方が良いのか、あれこれ悩む。

・3月

映画の企画書を作成。
実は可能ならば出演していただきたい、斉藤陽一郎さん、朝加真由美さんの事務所宛のもの。
実現するのか。。。手探りで事務所と接触を始める。
と、第二稿を読んでいただいての各事務所の反応は上々。
いけるのか、、、というか映画の規模が大きくなっている気が。。。
映画実現のための硬い意志と、それにともなう不安がうずまく。
また、海沼Pとともに、某商業DVD作品の製作に着手する。
理由は経験値を上げることと、製作資金を得ること。

このDVD作品によって、かなりの経験値が得られ、そして多くの出会いがあったが、その分、求愛の制作進行がストップする。後ほど、焦る。
また某予備校で、短編も撮っていたりする。


・4月

ほぼDVD作品の製作に手を尽くす。
求愛よりも、DVD作品の脚本の改稿数が上回ってしまった。
一年間で、睡眠時間の一番少ない月だった。
良い経験になったが、疲労で危うく命を落としそうになる。
求愛ではこんなことにならないようにしよう、と、胸に刻む。
それにしても、この現場でも素敵な出会いがたくさんあった。

・5月

11月以来、久しぶりの中之条へ、ロケハン。
一泊二日だったが、ここでめぼしいロケ地がほとんど見つかってしまう。
これは・・・
遅れていた分を、一気に取り返した感じ。
中之条の、伊参スタッフのあたたかさに触れる。
5月下旬から、求愛の製作が再開、という感じ。一気に加速していく・・・



こんな感じです。
ざっくり、そして抽象的か・・・
ごめんなさい、行間を読み取ってください・・・

次回、後半!
      
  
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# by jkanai | 2008-12-02 01:26
明日
またまた告知が遅れてしまいましたが、明日、前衛派珈琲処、という会場にて、映像の地下水脈、というイベントが開催され、そこでENBUの同期であり、求愛の制作も手伝ってくれた小林フサミさんの作品が上映されます。

その作品の一つ、未練坂のヤドカリ、という作品ですが、僕が、撮影、として参加しているので、お時間ある方、是非足を運んでください。

詳細はフサミさんのブログ
http://fusami.blog90.fc2.com/

でチェックを!

今Macでこのブログを書いているので、書きづらくてなんか読みづらい文章かもしれませんが、すいません。


未練坂のヤドカリ・・・
撮影はちょうど一年前でした。
僕が伊参でシナリオ大賞を受賞した翌週に撮影をしました。

廃墟での撮影、某大学のトイレを勝手に貸し切ってのゲリラ撮影。。。
なつかしくもなかなかエキサイティングな撮影でした。
僕も夢中に、必死で(笑)カメラまわしてました。
伊参での受賞直後、早くも何かしら映画に関わっていたなぁと、やっぱりこの一年間、僕はいろいろ恵まれていたのだと、本当に、本当に映画に関わっていただいた皆様に感謝しています。


ちなみにその作品、僕はまだ見ていません!
そして明日も、予定があって見に行けません!
ごめんなさい!

フサミさんの作品。
上映される会場の名前が示している通り、前衛的な作品です。
ENBU生の頃からフサミさんの作品はとても刺激的で、正直ENBUに入って一番衝撃を受けた作家です。

彼女の作品から溢れる、というかはみ出している、映画の枠をパンパンに押し広げるような波動、僕はその衝撃の一つでも盗んで自分の作品に活かしたいとずっと思っていたし、正直、これからもフサミさんが作品を作り続ける限り、僕は自分も映像作家として貪欲に、フサミ波を吸収させてもらおうと思う。

本当に、唯一無二の作家です。

女性です。

ENBUの同期、良き仲間、良きライバル。
これからもみんな、一緒に磨き合っていきたいです。
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# by jkanai | 2008-11-28 23:28